2013年4月28日日曜日

N.T.Wright Page.Com

こちらライト読書会HPの左コラムにある「関連サイト」にもリンクを貼っているが、

N.T.Wright.Page.Com 
はライト読者にとって欠かせないサイトです。

サイトを運営するケビン・ブッシュ氏はアメリカ人ですが、非オフィシャル・サイトとは言え、ライト師とかなり緊密に連絡を取り合って情報を提供しています。

最近では音声や動画情報が多くなってきましたが、専門雑誌や論文集に入っているライト師の論文を数多くこのサイトで提供しています。

とにかくこのサイトを訪れたことのない人は是非。

今回はこのサイトの下の方、Other Writingsのところにある
N.T.Wright: Publications as at December 2009
をご覧下さい。

タイトルでは2009とありますが2012年位までアップデートされています。
もちろんここに網羅されている著作や論文などの多くはN.T.Wright Page.Comサイトにはありませんが、リンクは貼られていなくてもネットで入手できるものはあります。

Other Articlesリストの一番古い順から幾つか調べてみました。
などが見つかりました。

とにかくこれだけ沢山の中から何かお勧めするのは大変難しいのですが、敢えて「ライト師の初期の論文」にこだわれば、
The Paul of History and the Apostle of Faith Tyndale Bulletin 29 (1978) 61-88.
でしょうか。
(このリンクはN.T.Wright Page.Comですが、こちら出版元からもアクセスできます。)

2013年4月26日金曜日

ライトの伝記?

ライトの著作は数多い。
「人が(ライトの本を)読むより早く本を書く」と自分でも冗談交じりに言うほどだ。

ライトの読者が彼の様々な本や論文を読む際、やはり彼の人となり、生い立ち、信仰的発展、などを知っていることは助けになるだろう。

残念ながらライトの伝記は1冊の本になるようなものは今のところ出てないようだ。

短いながらも助けになるのは、
N. T. Wright: A Biography
だろう。

2007年までのライトの人生と業績がまとめられている。

ライトの著作の神学的、論争的背景の一つに「霊肉二元論」に対する挑戦がある。
彼は「二元論者」だったが、カナダのマッギル大でのコロサイ書註解執筆中に大きな神学的変革を経験した、と述懐している。
In 1983 I started work on my Colossians commentary.  By the time I finished it in 1985 I had undergone probably the most significant change of my theological life.  Until then I had been basically, a dualist.  The gospel belonged in one sphere, the world of creation and politics in another.  Wrestling with Colossians 1:15-20 put paid to that.
これはMy Pilgrimage in Theologyと言う短い自伝的文章に書いてある。

以上二つを、N.T.ライト読者のご参考までにお奨めする。


2013年4月24日水曜日

最近のN.T.ライト

N.T.ライトは現在セント・アンドリュース大学で「新約聖書と初期キリスト教」の教授をなさっています。(詳細はこちらをクリック)

もちろん現在は教鞭の傍ら、

「キリスト教起源と『神』問題」シリーズ第四巻目となる

Paul and The Faithfulness of God
の執筆の追い込みでお忙しいご様子です。

そんな最中新約聖書学者のお仲間である、筆者の母校アズベリー神学校のBen Witherington III教授(通称BW3)が訪問しました。

これがお二人のツーショット(場所はセント・アンドリュースのカーカルディーにあるライトさんのバンガロー)



そしてこれが、Paul and the Faithfulnessの内容の「フローチャート」だそうです。


そしてこれがNTW(ライトさんの通称)愛用の回転本立て



読者の中で「フローチャート」の拡大版をご覧になりたい方、そしてNTWの手書きの文字を判読したい方は、BW3のブログ記事に直接行って画像をクリックしてくだされば拡大版がご覧になれます。

2013年4月23日火曜日

ライト邦訳書の現状

残念ながらライトの邦訳書は2013年4月23日現在、依然としてたった1冊である。

ティンデル聖書注解 コロサイ人への手紙、ピレモンへの手紙


なぜ相変わらずこのような嘆かわしい状況なのか・・・。
ライトのような大家であっても。
やはり日本のキリスト教人口の少なさに帰結するのだろうか。

しかし、ここに来て二つの出版社がライトの著作翻訳プロジェクトを進行させている。
早ければ今年、あるいは来年には2-3冊の邦訳書がお目見えすることになるかもしれない。

その間、ライトの書いたものを日本語で読みたい方は、彼のネット公開論文のうち6本を小嶋が翻訳したものがあるので、一読いたたければ幸いである。

 以上はネット(パソコン画面)上での閲覧は可だが、著作権の制限でプリントアウトはできない
もしプリントアウトしたものが欲しい方がいれば、少数だが「残部」があるので、
(小嶋崇、コジマタカシ)t.t.koji(アットマーク)gmail.com
までお問い合わせいただきたい。

それ以外のもう2本は
こちらは著作権制限はないのでプリントアウトできます。
但し、
翻訳者に無断で営利目的での複製・転載・販売等は厳にお慎みください

2013年度N.T.ライト読書会のご案内

新緑の季節となりました。 
N.T.ライト読書会、2013年度第1回目の読書会のご案内をさせていただきます。

日時 6月8日(土)午後1時30分~4時
《会場》
 御茶ノ水クリスチャンセンター(OCC)4F
   国際ナビゲーター集会室

 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1 OCC402
 http://ochanomizu.cc/hp-2010map.php
 JR御茶ノ水駅・お茶の水橋口下車、明大通り沿い徒歩2分。
 マクドナルド駿河台店の右隣の入口を入り、エレベーターで4階へOCC4階、国際ナビゲーター室
《課題テキスト》 Paul In Different Perspectives
参加者は課題テキストを読んでディスカッションに備えてくだされば、と思っています。


会場の準備の都合上、もしこの案内を見て参加希望の方はその旨ご連絡ください。
お問い合わせもどうぞご遠慮なく。

連絡先:(小嶋崇、コジマタカシ)t.t.koji(アットマーク)gmail.com

2013年4月22日月曜日

ブログ開始のご挨拶

N.T.ライト』を冠する読書会は現在2つあります。
  1. リアルの読書会。(年数回会合しています。)
  2. フェイスブック上の(非公開)グループ
どちらも巣鴨聖泉キリスト教会牧師・小嶋崇が主宰あるいは管理人をしています。
(このブログも同人が管理しています。)

リアルの読書会はキリスト教世界観ネットワークを主宰する島先克臣氏の協力を得て2007年に始まりました。
最初は小嶋の牧師書斎室で、島先氏と二人で始まりました。

以来6年が経ちました。

今回N.T.ライト読書会からスピンアウトする形で N.T.ライト読書会ブログを立ち上げることにしました。

リアルの読書会の案内や報告など、またライト関連の情報などをこまめに更新して行きたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。